図書館

ひさしぶりに図書館に行ってみた。子供がむやみやたらにたくさんいた。夏休みだからか。「世界の絵本展」なるイベントをやっていたが、絵本に描かれる物語はどれもシュールだった。本来は物語としての面白さや教訓が含まれているのだろうが、前提となる文化を我々は知らないからだろう。折角の展示なのだから注釈くらい欲しいものだ。
特に印象に残った物語はこれ。細部やタイトルは忘れたので要約だけ書いておく。

浜辺を歩いていた子供が岸に打ち上げられた巨大なタコを見つけた。
大人たちに知らせに行こうとする子供に瀕死のタコが言う。
「お前とお前の両親は私を食べてはならぬ。」
その夜、思いがけぬ得物に喜んでまつりがひらかれる。
しかし、タコを見つけた子供とその両親はタコ自身が言ったことを守った。
タコを食べた人々はタコになり、海へ入っていった。
一人残らず。いや、一匹残らず…。

なんだこれ?要するにタコは食うなってことか?