MsysのRxvt設定

私はプログラミング環境としてMsysを利用している。そしてMsysのパッケージはターミナルエミュレータRxvtを含む。デフォルトではRxvtの設定は全てコマンドラインオプションとして与えられている。オプションを設定したバッチファイルを介して起動するようになっているわけだ。しかし、この手順では起動する瞬間にコマンドプロンプトのコンソール画面が開いてしまってカッコ悪い。わずかとはいえ、余計な動作が入るタイムラグは不愉快なものだ。
調べてみるとRxvtは.Xdefaultsというファイルから設定を読む機能があることが判った。Xシステムじゃないのに.Xdefaultsというのも奇妙なものだが、そこはそれ、歴史的経緯だと勝手に納得して次に進む。実際に私が作成した設定は以下のようなものだ。

Rxvt.geometry:80x25
Rxvt.background:Black
Rxvt.foreground:White
Rxvt.font:Fixed98-16
Rxvt.termName:msys
Rxvt.command:sh --login -i
Rxvt.loginShell:True
Rxvt.saveLines:2500
Rxvt.scrollBar_right:True

この設定ファイルは環境変数HOMEに設定しているディレクトリに置くこと。
先日用意したばかりの98フォントをセットしてノスタルジーな雰囲気に浸ってみたり。ちなみにフォントを明示的に指定しないとデフォルトでは妙に小さなフォントになる。
で、設定が終ったらバッチファイルを利用せずにrxvt.exeを直接実行してみる。ちゃんと設定が反映されていることを確認。余計な動作が無くなり、一瞬で起動する。かと思ったら、やっぱり起動時にコマンドプロンプトのコンソールが一瞬だけ見える。何のことはない、rxvt.exeはコンソールアプリなんである。バイナリエディタでPEヘッダを書き換えてようやく一連の設定が完了。
PEヘッダを書き換えた箇所を具体的に言うと0xDCバイト目。03を02に変えるだけ。但し、バージョンによって箇所は違うかもしれない。

追記:実際やってみたらヘッダ書き換えはマズかったみたい。子プロセスを起動するたびにコンソールウィンドウが開いてワヤになった。