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電脳コイル

今更ながら、アニメ「電脳コイル」を見始めた。今よりも情報化が進んだ近未来を舞台とし、小学生達を主役に据えたストーリーである。
今ではもう仮想現実(バーチャルリアリティー)という言葉は滅多に使われなくなり、十数年位前から拡張現実の理念が少しずつ実用的な用途にも使われ始めてるってことを考えると電脳コイルの世界観は決してありえないというレベルのものではないと思う。近未来モノに於いてはいかにもありそうなカンジというものは結構重要だ。
あまり知識がない者を主人公(あるいは主要キャラ)に据えるのはそうすることで発生する「説明」によって視聴者にも説明することになる、というある種のお約束だが、やや難しい設定の中にもそういった古典的手法を踏襲する姿勢はNHK的な親切さと言えよう。
子供達の拠点が神社や駄菓子屋だったりするというのは、やや古くさい感もあるが、うまくそれに必然性を持たせて作品に馴染ませているというのも特筆すべき点だろう。いわゆる「古き良き時代」を今風に演出したとでも言えば良いだろうか。こういった古くささの部分はセンチメンタリズムを喚起し、年齢の高い視聴者層に対しても作品に対しての思い入れを強める効果となっているように思われる。
まだ第2話まで見ただけなので多少的外れな感想かもしれないが、近年のアニメは粗製乱造気味であり、電脳コイルの様な傑作がその中に埋もれてしまうことのない様、少しでも作品を紹介しておきたいと考えたという次第である。
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