両儀

夜の無い世界の住人は「今は昼だ」と思うだろうか? おそらくその世界には昼という概念は生じないだろう。 つまり、ある概念が在るときには「そうでないもの」も在るということだ。

概念を理解するためには、それが他とどう違うのかを見極めなければならない。 「それだけ」を見ていたのでは駄目なんじゃないかと思う。

というわけで、似て非なるものだらけの Lisp 系言語は「差」を考察するのには良い題材ではなかろうかなんてことを考える次第である。

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