会社を辞めました

勤めていた会社を辞めました。 辞めた直接の理由は私の健康上の問題です。 しばらく静養するつもりですが、これからどうするかは何も決まっていないので、もし私を雇いたいという奇特な人がいるなら連絡下さい。 当面の暇な時間にこういうことをしようというようなお誘いも歓迎します。

会社を辞めて驚いたのは、自分が会社に愛着をそれほど持っていないことに気付いたことです。 つまらない毎日でも十数年も勤めたらそれなりに愛着を持つものだと思うのですが、職場にも同僚にも何も思えません。

私はブログ等では自分の仕事に言及することはほとんどありませんでした。 それはどこまでが守秘義務の範囲なのか明確なガイドラインがないために念のためかなり控え目にしていたということもありますが、何より私のアイデンティティの内で仕事が占める割合がかなり小さかったということもあります。 私は仕事に適正があると思える部分がある一方で、仕事をしている自分が自分であるという気がせず、仕事について何かを述べることに奇妙な後ろめたさを感じていたのです。 職務に対しては充分に真面目にやっていたつもりですが、真っ当に努めようとするほどになんだか自分らしくないような気がするといったところです。

さて、そうかといって会社に不満があったというわけでもないのです。 もちろん、上手くいかないことは限りなくありましたけど、仕事をする以上はあたりまえに生じることであって、いちいち傷付くようなものではありませんでした。 ただ、ずっと似たようなことの繰り返して前進もなく、一言で言えば虚無感を感じていたのでしょう。 つらいというのとも違う、自分は何やってんだろという漠然とした不安を感じていました。 世間のサラリーマンはだいたいそんなものだろうと思いますけどね。

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