Fire HD 8

小説家になろう」という小説投稿サイトの小説を読むのに使っていた Sony Reader RPS-350 が数カ月前に壊れてしまった。 Sony Reader は既に生産しておらず、現在出回っている電子インクを使った読書用端末の主要なものはやや高価路線なこともあって雑に普段使いするために買うのは躊躇われるのでどうしたものかと思っていた。

そして結局は電子インクを諦めてタブレットコンピューター Fire HD 8 を購入した。 ストレージが 16GB のモデルである。 値下げキャンペーンの期間だったので 5680 円という安値で買えた。

実際に使ってみると Fire HD 8 は値段の割にはずいぶんと出来の良い端末に思える。 一昔前のパソコンよりは快適なくらいだ。 おそらくアマゾンから電子書籍や映画を買うことを見越して端末は安目に設定しているのだろう。 私はアマゾンからコンテンツを買うつもりはないので申し訳ないが。

こんな夢をみた「三人の死体」

こんな夢を見た。

夢の中の私は学校 ((じゅく)かもしれない) の教室にいた。 私も含めてその場にいる人は学校の制服らしきものを着ていた。 白い半袖のワイシャツと黒いズボンだ。 そして、どういう理由だかわからないが私は席を移動することになり、机と椅子を教室の最後列に運んだ。 新たに隣の席になった人と「上手く便乗して移動できたな」という意味の会話をした。

すると、教室の外から入って来た人が私にかなり分厚い書類の束を渡しながら、外へ出るようにと教室の皆を(うなが)した。 私は受け取った書類を机に仕舞(しま)った後に外へ出た。 建物の出入口は民家の玄関のような幅しかなく、扉も民家の扉といった雰囲気だった。 ぞろぞろと出ていく人達に続いて私が扉に手をかけると、扉が妙に重い気がしたので、何かが引っ掛かっているのではないかと視線を動かした。

結果としては (少なくとも外観からわかる範囲では) 扉に異常はなかったが、扉を開けてすぐの目の前にある左側の軒下(のきした)に死体が引っ掛かっていた。 その死体は作務衣(さむえ)のような服を着ていて、私はそれを「陶芸家風だな」と思った。 思わず「うわぁ」と声を出すと、すぐ前を歩いていた男性が振り向いたので死体を指差して示すと、彼もまた驚いていた。

割と目につくところにある死体なのに私の前を歩いていたたくさんの人達はこれに気付かなかったのだろうかと視線を進行方向に戻すと、十メートルほど向うにある大木からふたつの死体が落ちてきた。 この死体は背広を着ていて、夢の中の私は何の理由もなくそれを刑事の死体だと思った。

以上。

この夢には私の知っている人も場所も登場しない。 推理物を読んだ記憶などから構成されたのかもしれないが、物語を読んだときにはないひどく不快な印象が残った。

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64bit 版の Windows 10

私は 32bit 版の Windows 10 を使っていた。 私が Windows 7 を使い始めた当時、まだ 64bit 対応のアプリケーションが少なかったことや、実際に乗せているメモリが 4GB 以下であったこともあって 32bit 版の方が安定している印象があったのだ。 Windows 10 にアップグレードしたときも、特別な理由があったわけではないのだが 32bit 版の Windows 7 からアップグレードしたら 32bit 版の Windows 10 にアップグレードされたからそのまま使っていた。 (のち)に 8GB までメモリを追加したが RAM ドライブとして活用するだけで、あいかわらず 32bit 版の Windows 10 を使っていた。

数年ほど前からはさすがにもう普通のパソコンで使う分には 64bit 版にすべきだろうと感じていたのだが、 64bit に移行するとなるとまずはハードディスクの内容を退避させる必要や、あらたに 64bit 版のアプリケーションに入れなおすなどの作業が生じる。 要するに面倒くさいのだ。 それでなかなか踏ん切りがつかずにいた。

さて、私が使っているインターネット回線は使用継続年数に応じてポイントが与えられる制度があり、ポイントに応じて様々な景品と交換できる。 その制度を利用して外付けハードディスクドライブを手に入れた。 バックアップ用のドライブを入手したことを契機として重い腰を上げて 64bit 版の Windows 10 に移行した。

やってみると思ったほど手間ではなかった。 まだ以前の通りの作業環境の準備が出来たわけではないが、メモリを潤沢に使える快適さを多少ながら実感できている。

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パイプとコンソール

私はプログラミング言語 SchemeWindows 10 の上でよく用い、日常的には GaucheSagittarius といった処理系を使うことが多い。 使っているエディタは Emacs なので、処理系を呼出すのも Emacs からだ。 ふと他の FomentOtus Lisp などといった処理系も Emacs から使ってみようと思い立ってやってみると暴走状態に陥った。

しかし、 Emacs ではなく VSCode からだと問題なく動作するのである。 この違いが生じる原因は Emacs は処理系とパイプで接続しているが、 VSCode はコンソール API を再現している (らしい) ことによるものと思われる。 実際、標準入出力の接続先を GetFileType API で確認してみると違いがあることがわかる。

Windows のコンソールの制御はコンソール制御系の API を使うことで可能になっている。 コンソールにはスクリーンバッファと呼ばれるオブジェクトが結び付けられていて、スクリーンバッファに対する操作をすれば表示に反映されるのだ。 ただ、日常的にはテキスト表示をするときは標準出力に対する操作としてプログラムを書くことが多いだろう。 これは Windows の C ランタイム (いわゆる MSVCRT) が仲立ちして上手いことやっている。

Foment や Otus Lisp の場合は、コンソールに繋がっていないにもかかわらず対話的な使い方をしようとすることに充分な配慮がない、あるいは配慮はしていても WindowsUnix と違う部分で上手くいってないのだろう。 具体的にどこで問題があるのかは突き止められなかった。

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マウスの部品が剥がれる

私がパソコンに繋いで使っているマウスは iBUFFALO というブランドで出ている BSMOUK01WH だ。 値段が安く、軽いので気に入っている。 近頃は無線式のマウスもそんなに高価なものではないが、無線式だとどうしても電池の重さが避けられないので有線式のものを私は好んで使っている。

さて、そんなお気に入りのマウスなのだけれど、側面のゴムの部品が剥れやすいのだ。 接着剤が溢れてベタベタと手に付くと同時に、接着されている部品がずれてくる。 いっそ粘着力が無くなるのならば良いのだが、いつまでもベタベタ、ヌトヌトとするのだ。

そこで私は貼りなおすことにした。 元の接着剤を丁寧に除去した上で、木工用ボンドを接着面全体に塗り、ギュッと押し付けてから、溢れたボンドを拭き取って数時間も置くと完全に定着して、そう簡単には剥れそうもない。

元々の接着剤は、ある種の両面テープのようなものだったのでおそらく製造工程における作業性は良いのだろう。

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死語としての「シャッター」

「シャッターをきる」という用語は理解できる。 今ではデジタルカメラが主流なのでシャッターという機構を持っていないが、慣用句として写真を撮るという意味で使われるのはわかる。

だが、シャッターをきるボタンを遠隔操作する装置を「リモートシャッター」と呼んだりするのはさすがに回りくど過ぎないだろうか?

写真関連で言うところの「シャッター」は経緯を知らないと意味不明の用語のひとつだと思うのだ。

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文化中立

近頃は Unicode にたくさんの絵文字がある。 原則としては文化中立である (例えば顔文字が特定の人種であったりするのは好ましくない) とされているが、各国からの提案には文化依存な要素があるものもある。

例えば日本からの提案で Unicode に入った門松(かどまつ)の絵文字だ。 Unicode の規格では門松の絵文字に Pine decoration という名前が付いている。

しかし、門松が表そうとするのは「正月の飾り」であり、そのために松を使うのは方法のひとつにすぎない。 かといって「正月の飾り」と言ってしまうと門松としての情報が消えてしまう。

なるべくそうするという指針としての文化中立という姿勢を否定はしないが、どうせ文化的文脈を抜きにしては意味がわからない絵文字はあるのだから、あまり気張って文化中立を目指しても仕方がないという気がしている。

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