サクラエディタ

日常的に使っているものは例えそれが非合理で貧弱なものであろうともなかなか変え難い場面があります。コンピュータに於いてはキーボードやマウス等のハードウェア的なものから、OSや基本的なツールのソフトウェア的なものまで様々なものがあります。で、今回話題にしたいのはエディタです。見出しでお分かりでしょうが、今日からサクラエディタを使い始めました。まだそれほど使い込んではいないので機能的な面での紹介はできないのですが、わりと軽快に動作するということは言えます。マニュアルをざっと見る限りではマクロ機能も結構充実しているようです。ちなみに以前使っていたのはPeggyPADです。(フリーウェア版の方ね。私は貧乏なもので。)その前はTeraPADでした。更にその前にはいろいろ使っていた気がするのですが、もう覚えていません。一昔前はWindowsで最強のエディタといえば秀丸エディタだったと思うのですが、今となっては秀丸の優位性はかなり危うくなっているような気がします。秀丸のマクロ機能は確かに強力で実績もあるのはたしかですが、そこまでカスタマイズにこだわるならもうEmacsでも移行したほうがいいし、手軽に使うならフリーソフトでいくらでも選択肢があります。私が日常的に使っているソフトはOS(Windows)以外はフリーソフトですし、ゲームソフト以外のソフトは買ったことがありません。(最近はフリーのゲームソフトでも充分に楽しめます。)ここまでフリーソフトが充実してきて、更にはオープンソースが当たり前の時代になるとプログラミングで食っていくのはもはやなかなか難しいでしょうね。今後の流れとしては、オープンソースソフトによるシステム構築やオープンソースコミュニティーの管理等がソフトウェアビジネスの主体になっていくものと思われます。(既になってる?)ソフトウェアが大規模化している今日では人を雇ってコーディングさせるよりもオープンソースを利用する方が有利と言えるかもしれません。実際、巨大なソフトだとビルドするのに何時間もかかるような代物がタダで手に入っちゃったりするわけですからこれを利用しない手はないでしょう。問題は他の企業との差別化なわけですが、それがまたなかなか難しいようで某有名企業のようにオープンソースコミュニティーを囲い込む戦略を展開する例も現れるしまつ。まぁなんやかんやでソフトウェア産業もいろいろと変わっているようですなぁ。と、話がズレたまま曖昧な感想でサクラエディタの話題を終える今日でした。