RPG

ハードディスクの中身を整理しようと考えた。整理というのは捨てるところから始めないといけない。まずは使っていないアプリの削除からだ。で、まだ途中になっているゲームソフトがあることを思いだした。私はわりと飽きっぽいのでそういうことがよくある。

そのゲームソフトを名指しはしないが、序盤を始めたばかりで止まっている。それというのも、このソフトに限らず、近年のRPGRPGの本分を忘れているものが多く見受けられるような気がするのである。RPGロールプレイングゲームの略であることからわかるように、プレイヤーがシナリオの主人公をロールプレイング(演じる)することによって物語に関わるのがRPGではなかろうか。複雑で凝ったシナリオであっても、長いイベントでダラダラと解説するような演出が重なるとうんざりする。それではプレイヤーはプレイヤーでなく観客ではないか。

もちろん、何も考えずに勝手に進むゲームを好ましいと思う人もいるのではあろうが、それならそれで一貫して考えずにいられるようにしてもらいたい。シナリオの進行はイベントの中で完結してしまってプレイヤーが関われるのはうざったいザコ共との戦闘ばかりというのでは飽きもしようというものだ。もっとも、ハードオフで購入した安物に期待するのが誤りというものか。

近年ではゲームを手軽に制作するツールも出回っていて、フリーソフトの中にも良いものが散見される。市販ゲームも本当にパワフルに資本を投入しなければ出来ないような種類のものでない限り、それらフリーソフトと差を付けるのが難しくなってきているかもしれない。業界の中の人も大変だ。

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