全文配信

ブログのRSSに全文を入れるべきかどうかという論争が起こることがある。私は入れるべき派だ。レイアウト等のデザインも個性なのでブラウザで見て欲しいという意見も聞くことがあるが、よほど見るべきものがあるのでもない限り、一度見れば充分だ。読者にとっては自分の見易いように設定したいし、閉鎖したりしても手元に残るという安心感があった方が良いと考えている。
ただ、RSSにもそれぞれ違う思想で設計されたいくつかのバージョンがある。RSSを「通知」と捉えるか「配信」と捉えるかで使い分けることになるだろう。読者が多い場合には僅かなりともデータ量を減らしたい場合もあるかもしれないし、逆にブラウザで閲覧された方がトラフィックが増大するかもしれない。読者の方がRSSリーダーを導入するのが面倒かもしれない。結局は場合によるとしか言いようがない。と、言う風にRSSがPull型のサービスである以上は加味すべき問題があって一律に全文配信できない現実もあるのだと納得できないこともない。
ここで話は変わるが、あるレンタル掲示板サービスで、登録しておけば書き込みをメールで通知してくれるサービスがあった。ところが、その通知は書き込みの冒頭だけしかメールには含んでいないのだ。数えてみるとたったの25文字。25文字で何がわかるというのか。メールで配信するなら掲示板の書き込みくらい全文含めてもたいしたことないだろうにと思う。メールで受け取っておきながらブラウザで開くなんて馬鹿げた二度手間だ。書き込みの少ない掲示板なら定期的にブラウザで巡回するよりマシとは言え、せっかくサービスを提供してるのに中途半端なのは苛だつ。
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