ある論理パズルを見掛けた。難解ではあっても表を作って根気よく試行錯誤すれば解決できるパズルなのだが、これこそ述語論理を使うべき問題ではないかとprologで遊んでみたりしている。以前に知識工学の教科書を開いたのはもう7年以上も前のことだし、当時はそれほど関心がなかったのであまり読んでいなかったのだが、つい最近になって読んだライトノベル「桜乃きらほの夏色救急箱」でフレーム問題に関して言及があったのでそんなのもあったなぁと知識工学のことが意識にのぼってはいたのだ。そういうこともあってか、あらためて教科書を読んでみると興味深い内容をかなり含んでいることを発見した。
プログラミングに数学は必要ないと主張する人は多いが、それはその人が学問ではなく経験的に得た数学的知識を使っているから気付いてないだけで、本質的には数学を使っていると思う。安易に学問を必要ないと切り捨てるのではなく、わからないのなら学問としての知識から入ってみるのも悪くない選択ではないだろうか。「まずやってみよう」などというアドバイスは何の役にもたたない。わからない人は本当に最初に何をどうすればいいのかわからないのだ。
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